片腕マシンボーイ

巴里のアメリカ人の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)
3.9
さぁさ、ミュージカル映画大好きマシンボーイが、今公開中のミュージカル映画で見逃し厳禁なんは…………つって観てきたよ!ぺろぺろぺろぺろ

売れない画家のアメリカ人が、カフェでナンパした女の子に恋すんぞ!って話

そもそもこの映画はマシンボーイが好きなミュージカル映画BEST3のんとして有名なやつやからば、先週は池袋でやっていたん知らんくて行けなかったん後から知って絶望したんやが……ひゃー!ちょっと遠いけど舞洲でやってる!つって朝イチからディズニーランド目指す学生やカップル尻目に観てきたよねぇ

そもそもマシンボーイは学生の頃なんてミュージカル映画にもラブストーリーにも微塵も興味無かったんやが、これの終盤のスペクタクルが過ぎるダンスシーンを舞台芸術概論だかなんだかの講義で観たんがきっかけでミュージカル映画に目覚めたんよねぇ、あのルノワールやロートレックの絵画の中で主人公とヒロインが踊る約20分ほどの壮大なシーンの美しさよ!壮大さよ!
その講義の後に速攻で大学の図書館行って全編観た懐かしい思い出

まぁ物語はねコテコテのラブストーリーで正直ちょっと苦手……、そもそもアメリカ人とフランス人の恋模様なんて「出会って3秒で合体」シリーズにも負けず劣らず情緒ってもんが無いからば、あれ?あんなに迷惑がっていたのに、しぶしぶ行ったデートで1分で手ぇつなぐし、5分でチウするやん!って悶絶したよね!ワシはちょっと目があっただけで頬を赤らめるようなティーン向けの少女漫画原作ラブストーリーのが好きなんよ!ガキンチョ脳なんよ!ぷんぷん

でもね本作はダンスシーンがとにかく凄い!なんと言っても洋画にめっぽう弱くなったマシンボーイがいまだに好きな外国人映画スターのジーン・ケリーが主役やからばね!例の終盤のダンスシーンはもちろん、マシンボーイは特にフランスの子供達に英語を教えながらタップダンスするシーンが凄く好き!ジョージ・ガーシュインの数ある名曲の中でも「I got rhythm」が特に好きってのもあるけども、タップの格好良さとガキンチョ達との掛け合いがすごく可愛くて良いんよねぇ!ぺろぺろ
でもダンスは凄かったけど、作中の設定の通り絵の才能は……イマイチな気がしたよね!ゲラゲラ

そんなジーン・ケリー演じる主人公が惚れるヒロインの性格をいろんなダンスで表現してみせるんもめちゃ可愛い演出で好きやし、主人公の友人のピアニストが妄想する全員自分オーケストラも最高に愉快やったな!ゲラゲラ
まぁ、ヒロインに関しては……人の好みもそれぞれやでぇ!つってマシンボーイ好みで無いんは残念やったが、お猿さんみたいな愛らしさはあったよねぇ、しかしね、事態がこないにややこしなったんも……チミが優柔不断でハッキリしない態度をとるからやで!ぷんぷん

そんなこんなで大好きな「巴里のアメリカ人」をスクリーンで観れて御満悦なマシンボーイは、その足でChim↑Pom展を観に森美術館へ向かうも……六本木の駅で見かけたポスターに、ひゃー!国立新美術館でダミアン・ハーストの「桜」シリーズ展示してんの?ひゃー!つって方向転換!ジーン・ケリーのパリの街並みの絵には微塵も心動かへんかったけども、ダミアン・ハーストの桜にキュンキュンしましたともさ!ぺろぺろ