Haruna

巴里のアメリカ人のHarunaのレビュー・感想・評価

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)
4.5
最後のミュージカルシーンのための映画。

バレエとタップダンスの融合。
バレエを取り入れているからこそ動きがとてもしなやか。線が細いのに力強さがある。
それに加えタップダンスの軽快さ。リズム。

コロコロ変わる衣装もバレエを思いっきり意識してるし、音楽もまた然り。
そしてパリという舞台だから出せる
芸術作品的な映像。美しい。

全体のストーリーよりも
最後のシーンがこの映画の見せ場。
今まで観てきたミュージカル映画の中でも
ここまで盛大で華やかで美しく力強いシーンはないと言っても過言ではない。
とても濃いシーンであった。
やはり、ミュージカルシーンは恋愛が絡んでる時が1番の盛り上がりを見せる。

個人的には、ストーリーも意外と好き。
分かり合えない気もするけど
どこか共感してしまう自分がいた。

ま、結局は最後のシーンが全て。
Haruna

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