ShiroKyogoku

バットマン ビギンズのShiroKyogokuのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
4.8
ダークナイト、ライジングの後に観たのもあってか、まだ荒削りに感じる部分もあるとはいえ、後々の展開への始まりとしても、ノーラン版ブルース・ウェインという人物の背景を知る上でも申し分ない作品。

こっちも劇場上映以来の鑑賞かな、随分と忘れていた事が多かった。
3作全部を一気に観たので、細かい部分に色々と気づけた。

リーアム、完全にクワイガンにしか見えない(笑)
手裏剣みたいなやつの飛ぶ腕の部分の形、影の同盟の時からのものを踏襲してたんだ〜!
病院の博士、ライジングで即決裁判官として復活してんじゃん(笑)もしかしてダークナイトでも様子おかしな警察官として出てたのってそう??
あとは、しょぼいグラインダーで一生懸命手裏剣を自作してるブルースの姿が微笑ましい。スーツに至ってはスプレーで直塗装(笑)
色々試行錯誤の上で、あの洗練されたバットマンになっていったんだなぁと、そうなるまでのダサい過程も映し出してくれているサービス精神が良い!
ゴードンとの初対面の目出し帽とかもう雑すぎでしょ(笑)ただこれも後の作品で出てきたときに、あっ!ってなる部分なんだなぁ〜、ほんと細かく作り込まれてる作品だと思う。

凄いなと思ったのは、ゲイリー・オールドマンの演技が作品を追うごとに自分の役職に沿ってちゃんと雰囲気が変わっているところ。
今作での初々しい感じから、最後の凛々しい本部長まで、信念は変わらず、でもバットマンとの交流を通して人として成長してゆく演技は流石!鈍感すぎるところは別として(笑)

色々箇条書きのように列挙しただけみたいになったけど、ノーランバットマンの記念すべき第一作、改めてとても楽しめる内容でお腹いっぱいになった!

そーいえば何でレイチェルだけはキャストが変わったんだろう??
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