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バットマン ビギンズのoomeのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
4.2
はじまりはすべて!


スーパーパワーがない。
あるのはお金。
それからとても忠実なアルフレッド。

人への懐疑心や、悲しみと憎しみを拭えないままスーツを着ているので、
決して、清らかな心ではない。
ヒーローとも言い難い異質な存在。


そこがスーパーマン(宇宙人)との大きな違いかなぁ。

というかただの人間ですよね。
素晴らしいスーツを手に入れても、
ハイテクな乗り物を駆使しても
完璧になるわけじゃない。
その苦痛を描いてるのが好き。

最初から最後まで、
彼は本気で笑ったり、
楽しんだりすることはなくて
一瞬のロマンスにも浸り切ることなく
肉体と精神を追い込んで、
独りで悪質な犯罪者達と対峙していく。

彼が一番戦っているのは
自分自身のトラウマ、恐怖心で、
恐怖心こそが、最大の悪の抑止力だと言いたいみたいです。
そこから始まります。

そして、悪役達の恐ろしいこと!
ゴッサムシティのヴィランズは本当にキャラが立っていて魅力あります。
あぶない魅力。

面白いですねぇ☺️
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