もしもし五反田

バットマン ビギンズのもしもし五反田のレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
5.0
ストーリーもキャストも音楽もカメラワークもセリフのひとつひとつも本当に素晴らしい。

どうしてブルース少年が悪に立ち向かうようになったのか、
どうしてゴッサムシティの混沌と対峙できる力を持てたのか、
どうして怒りを力に変えることができるようになったのか、
そして、どうして自分の中にある“弱さ”を克服できるようになったのか
が、完璧と言えるほどに詰め込まれている。

そして、いくら権力や武装で繕ったところで自分自身の弱さを目の当たりにしたときに何もできない人間の弱さまで描き切っている。
「ダークナイト」へのつながりも、泣きそうなほどにぞわぞわする。

本当に本当に素晴らしい映画だと思う。
映画館で観れなかったことを後悔している。