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バットマン ビギンズのいなぷっとのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
4.0
・きっかけ
JOKER鑑賞の前にバットマン作品を見ておくべきだと思ったから。

・内容
クリストファーノーランによるバットマン三部作の1作目。
ウェイン産業創立の社長の息子として生まれたブルースは、尊敬する父、母と仲良く暮らしていた。ある日家族3人でオペラ鑑賞に足を運んだところ、謎の男に両親を殺されてしまった。
家族が殺されてしまったのは自分のせいだと、自分を責めたブルースは、復讐心を抱き犯罪に手を染めてしまう。しかし、あっという間に警察に捕まり、若くして牢屋行き。そこには運命を変える出会いがあった。

・感想
人生初のDCコミック作品の鑑賞。バットマンってだれ?なんでこうなった?何もわからない状態での鑑賞だったが、大変面白く、また考えさせられた。注目ポイントは3点。
①主人公の葛藤
いなプットではおなじみの着眼点。小さい頃のトラウマや、家族への申し訳なさを拭いきれないブルースの葛藤は大変共感できた。自分はなんて臆病なんだとショックを受けながらも、修行を積んでいく姿、人間性は行動から生まれると言ってたように、いくらでも人は変わることができることを教えてくれた。
②悪のヒーロー
マーベルキャラとは異なるテイストのヒーローとして新鮮だった。バットマンはあくまで犯罪撲滅のためのシンボルに過ぎない。そのため犯罪が起こらなければバットマンの存在は必要ではない。そんなバットマンは人間の弱さから生まれたヒーローなんだと思う。
③豪華俳優陣の集結
モーガン・フリーマンをはじめ、クワイ=ガン・ジン役でおなじみのリーアム・ニーソン、シリウス・ブラック役でおなじみのゲイリーオールドマンなど、一同に会した今作は大変見応えがあった。
人生初のバットマンはとても面白かった。そして今作の最後には、JOKERのカードが。ダークナイトはどんな作品なのだろうか。
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