クリスチャン・ベールを主演に迎え、バットマン誕生の伝説を描くエンターテインメント超大作!監督は『インソムニア』のクリストファー・ノーラン。クリスチャン・ベールはじめ、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、渡辺謙といった豪華なキャストが勢ぞろい!
人間ドラマにスポットをあてた構成は既存の『バットマン』シリーズとは一線を画す!
【内容】
両親を殺害されたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、世の中に幻滅し、不当な闘いを終わらせ、弱者を餌食にする悪党を倒すことを心に誓う。
今はヒーロー映画の1作目はそのオリジンを描くのが普通ですが、その流れを作ったのは、このクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』三部作です。それまでにも多くのバットマン映画が作られてきましたが、ブルース・ウェインがなぜ、どうやってバットマンになったのかという、オリジンを描いた作品はありませんでした。
終始ダークな雰囲気で、リアリティのある作風が特徴的な三部作。スーパーヒーローとしては珍しく、バットマンはスーパーパワーを持たないキャラです。普通の人間でありながら、努力で手に入れた力と独自の信念、そして最先端のテクノロジーで悪に立ち向かっていく姿が本当にカッコよくて、多くの人の心を鷲掴みにするのも納得です。一つ一つの武器が魅力的で、黒塗りというのもセンスが光っている。特にタンブラー(特殊装甲車両)はロマンがあって1番好き。さらにこの車の走る音がめちゃくちゃ良い!静かで心地よい音の中にあるカッコ良さ。本当にこだわりを感じられる。
バットマンは勿論好きだが、脇役も素晴らしい。特に、執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)とフォックス(モーガン・フリーマン)。アルフレッドの深すぎる愛には終始感動したし、フォックスは頭の良い皮肉の利いたキャラで最高!2人共大好きです。
【名言】
「人はなぜ堕ちると思う?這い上がる事を学ぶ為だ」
「人の心は分からない。でも本性は行動に出る」
ストーリーもさることながら、一つ一つのセリフにも深みを感じる。名作と呼ぶに相応しい作品です。
ストーリーはどんでん返しもあり、文句なし。暗い雰囲気の中で、恐怖と正義を描いた傑作。恐怖に立ち向かう姿はまさに"ヒーロー"といえる。