いくまる

バットマン ビギンズのいくまるのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
4.2
ダークナイト3部作、観るなら今かなと思って1日1本3日かけて初観賞。


好きですブルースさん。
過剰演出+物作りの人✨

私の中でのバットマンというキャラクターが人間になったよ!
今まで「なんか暗いし無愛想で冷たそう」って思っていたんだけど(何でだろう?)、めちゃくちゃ努力家で変なとこピュアで真っ直ぐで不器用でユーモアセンスもあって、え、好き…♡

これ書いている時にはもう3作観終えていてなんなら1週間経ってるんですが、未だに「好き…」ってなるしアイアンマンを超えてしまいそうなくらいで、アメコミにおけるアイデンティティークライシスを起こしかけている。
バットマンよりはアイアンマンが好きです。
でもトニー・スタークとブルース・ウェインだと今ちょっと選べない。

何がそんなに、って、アルフレッドを筆頭に周りが本当によく出来た人ばかりでブルースもちゃんと頼っていること。
ブルースが自身の弱さについて自覚していること。
勉強が出来るだけじゃない頭の良さが存分に発揮されていること。
でもたまに1人突っ走ってしまうこと。
小気味良いやり取りと苦悩がどちらも魅力になっていること。


タイトルそのままに、ブルースがいかにしてバットマンになったかを丁寧に描いた上で事件もガンガン起こしてくれるので、2時間超えだってあっという間でした。
SF的なメカや乗り物が大袈裟な無駄機能付き(笑)で沢山出てくるし、アクションや人間関係のあれこれも魅せ方が上手いしでむしろ足りない。
バットケイブもっと見せて。
バットモービル(タンブラー)もっと乗って。

あと、渡辺謙みたいなエンシェント・ワン(違う)出てきたなと思ったら渡辺謙だった。出てたんだ。
リーアム・ニーソン(大好き)とゲイリー・オールドマン(そこそこ好き)が今まで観てきた役とは違う路線なのにやっぱりかっこいいよー✨


3部作で一番好きでした。
一番ワクワクした。
この「好き!」が少し落ち着いた頃、また観たい映画でした。



これ円盤だと映像特典が109分あって、そのほとんどが「こうやって撮ったよ!」「こうやって作ったよ!」な解説動画なんですが、これが本編に引けを取らない面白さで!!
メカの類は科学的根拠に基づいて作られているものが多いと言うだけあってトンデモ設定が出てこないから、妙にリアルなんだよね。
ブルースくらいの気力体力体躯運動神経があればつかえる。笑
キャラクター(敵ver.と味方ver.)と武器の図鑑みたいなページも凝っていて面白いよ。

配信派の人も、機会があったら是非見てほしい映像でした。
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