にゃんパパ

バットマン ビギンズのにゃんパパのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
3.9
バットマン誕生を描いた作品。
全体を貫くダークトーンに痺れる。
特にブルースの内面描写が見事。
完全無欠ではなく葛藤に苛まれる。
そして弱ささえも滲む。
また過剰な超人的強さはない。
だから人間味があり魅力的だ。
疾走するバットモービルは涎物。
執事アルフレッドとの関係も素敵だ。
だがそれらはおまけ。
肉迫したブルース自身が見所である。
次作ダークナイトへの見事な繋ぎ。
このラストも最高ですね。