ロビン

サイダーハウス・ルールのロビンのレビュー・感想・評価

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)
3.7
孤児院で生まれ育った外の世界を知らない主人公の成長物語。
主人公を演じる若きトビー・マグワイアの様々な感情を秘めた演技がなかなか素晴らしい。
そして、シャーリーズ・セロンの無邪気さや切なさの秀逸な演技、そして時代背景のへアメイクと衣装が可愛らしさと美しさを引き出している。
マイケル・ケインの名演も忘れちゃならない!

静かに淡々とストーリーは進んでいくが人工中絶や近親相姦といった重たいテーマを扱っていて考えさせられる。

孤児院の子供達は、みんな養子に貰われたいと願うけれど、可哀想であったり、悲しい感じの物語ではなく、孤児院の人々にきちんと愛されて生活しているので温かさを感じる。

「誰も僕を欲しがらない」と落ち込む少年を慰める主人公の言葉が素敵だった。
ロビン

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