ポパイ

サイダーハウス・ルールのポパイのネタバレレビュー・内容・結末

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

観終わった後も、優しいのか悲しいのか自分の感情に整理がつかない。

暖かなヒューマンドラマでもあり、目を覆いたくなる胸糞でもあり。

前半の孤児院編と後半のリンゴ農園編の途中までは、爽やかな内容だった。
堕胎や黒人差別などの難しいテーマもあるけど、個性的な子どもたちとの交流や、主人公の世界が開かれるさまや、院長のちょっと拗ねた愛情など、優しいストーリー。

なので、そこからの展開が衝撃だった。
サイコホラーにジャンル切り替わったかと思うくらい怖かった。

ミスター・ローズ、見事な怪演。
なにこれ、ここから物語どう進むの?とサスペンスなみに惹きつけられてしまった。

最後は清濁併せ呑むような、懐の深い終わりかただったなと自分に言い聞かせました。
ホントに何だろこの気持ち。


ただ、序盤に出てきた『心臓に難がある』という伏線。
これずっと気になってて、どこで効いてくるんだろうとモヤモヤしてたんだけど。
最後の最後で…あぁ堪らん😢
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