ゆーさく

サイダーハウス・ルールのゆーさくのレビュー・感想・評価

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)
3.8
トビー・マグワイアって良い意味でカリスマ性とか無いよな。見た目も所作も良い意味で庶民的というか。
なんか普通にTSUTAYAとかにいそう。良い意味で。

そんな彼の素朴さが最大限に活かされた映画がこれ。


施設育ちの孤児ホーマー君が、広い世界を見たいと思い立ち、住み慣れた施設を旅立って、りんご農園で働く話。


とにかく観てて落ち着く。
でも決して起伏が無い映画じゃない。むしろ悲惨のオンパレードで、扱うテーマも結構ハードなんだけど、不思議と落ち着いてしまう。

万人に愛されるホーマー君のキャラがトビー・マグワイアの素朴さにベストマッチ。


景色や音楽など、とにかくあらゆるものが綺麗。
泣かせようとする大仰なシーンもない、だけど泣ける。綺麗な景色見たときに涙出る感じで泣ける。


そして裸でベッドに横たわるシャーリーズ・セロンのシーンは観るたびに一時停止してしまう。
さっき、景色や音楽が綺麗って言ったけど、このシーンが来るたび、そんなのクソどうでも良くなる。
シャーリーズ・セロンの方が綺麗。
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