Poniha

サイダーハウス・ルールのPonihaのレビュー・感想・評価

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)
5.0
ジョン・アービング原作、脚本、ラッセ・ハレストレム監督、音楽はレイチェル・ポートマンの作品です。私の中では、ほんとに好きな作品の一つです。ニューイングランドの美しい風景とポートマンの音楽が人生の厳しさ、矛盾、愛を描いたストーリーを優しく包み込んでくれます。孤児院の子供たちも、それぞれみんな愛おしいのです。
相変わらず、ラッセ監督の作品は出演者が豪華です。マイケル・ケイン、トビー・マグワイア、シャーリーズ・セロン・・。マイケル・ケインは2000年アカデミー助演男優賞を受賞してます。作品としては最優秀脚本賞も!脚本も書いた原作者のアービングもカメオ出演してますよ笑。

第2次世界大戦中のアメリカ、メイン州ニューイングランド・セントクラウズの孤児院のラーチ医師、井戸掘り人と猫の名前から名付けられたホーマー・ウエルズはまるで父と息子のように親子のきずながあった。産科医のラーチ医師は当時、違法とされた堕胎から出産に関してまで自分の医療の知識をホーマーに教え込んだ。そんな孤児院で生まれ育ってきたホーマーは、ある日手術に訪れたウォリーとキャンディに頼んで新しい外の世界を目指す。そしてホーマーはウォーリーの実家が営むリンゴ園で働くことにした。彼にとって外の世界は何もかも目新しかった。。

果樹園の季節労働者の泊まる家(サイダーハウス)に貼ってある規則が
サイダーハウスルール。でも、季節労働者たちは字が読めない。彼らと暮らさない第3者が書いた意味のないルール、それがサイダーハウスルール。
「俺たちのための規則じゃない」
今も昔も、世の中には「サイダーハウスルール」が溢れている。それでも私たちは生きていかなければいけないのだ。。
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