siorinn汐鈴

8 1/2のsiorinn汐鈴のレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
3.1
難解だと聞いていて尻込みし、また近くのレンタルにもなくずっと後回しにしていたフェリーニの代表作。

これ、無理に理解したりせずに感覚で楽しむ作品なのね…

なんと言いますか、例えば、仕事していたり、家事でもいい、やること山積みで、それでも問題か発生した時、人って、頭の中でいろんなものが駆け巡り、逃げたくなったり、ちょっとした現実逃避をしてみたり…

それが、その感覚こそがこの主人公。

そんな時の頭の中をちょっと描かせて!いや、これ、フェリーニ自身でしょうから、描いてみました!かな。

フェリーニはジプシーや大道芸などで、その地に定まらない人を描くのが上手いな…今回も回想シーンでジプシー風の女性が出てきますが、そのリアリティときたら…

それにしても、マルチェロ・マストロヤンニ、ドヌーブが惚れただけのことはある色気…今、こんな俳優なかなかいないように思います。
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