難解だと聞いていて尻込みし、また近くのレンタルにもなくずっと後回しにしていたフェリーニの代表作。
これ、無理に理解したりせずに感覚で楽しむ作品なのね…
なんと言いますか、例えば、仕事していたり、家事でもいい、やること山積みで、それでも問題か発生した時、人って、頭の中でいろんなものが駆け巡り、逃げたくなったり、ちょっとした現実逃避をしてみたり…
それが、その感覚こそがこの主人公。
そんな時の頭の中をちょっと描かせて!いや、これ、フェリーニ自身でしょうから、描いてみました!かな。
フェリーニはジプシーや大道芸などで、その地に定まらない人を描くのが上手いな…今回も回想シーンでジプシー風の女性が出てきますが、そのリアリティときたら…
それにしても、マルチェロ・マストロヤンニ、ドヌーブが惚れただけのことはある色気…今、こんな俳優なかなかいないように思います。