このレビューはネタバレを含みます
1回目:NINEが好きで、元の映画があると知って観ました。長い白黒ドラマを最後まで楽しんで見ることができたのはこの作品が初めてです。(NINEで大まかなあらすじを知っていたためかも…。)
よく分からない系の作品であるからこそ、自分なりに意味付けしていくことが楽しかったです。
2回目: 映画館で命日に
ラスト、ピエロの音楽隊から小さい子が抜けて一人で楽器を弾きだしたシーンが、幼少期サーカスに魅了され、大人になって映画監督としてサーカスのような愉快な作品を作ったフェリーニに重なりました。
フェリーニ作品が好きすぎる。
長生きする予定だけど、自分の葬式の時は『8 1/2』のラストシーンのように、私の棺を囲んでみんなで回ってほしいし、棺の退場シーンでは『そして船は行く』のBGMを流してほしい…。