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8 1/2の380のレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
2.0
評価を低くしたらダサい人だと思われそうだけど正直なのでw

そんな訳で相変わらずGYAOユーザーなので選択肢の幅はエラく狭く、提示されたものをそのまま受け取ってしまうとゆう。どーしょもないB級群の中からラスト・サムライとどっちにしようか迷った挙げく、チャレンジしました。

Regally Blondeとか
Miss Congenialityとか
Cluelessとか
Mean Girlsとか
Sex and the Cityとか
Pretty Little Liarsとか
Charmedとかが大好きな私にとっては
なかなかの冒険です。

1964年のアカデミー賞では外国語映画賞と衣装デザイン賞を獲得。監督賞、脚本賞、美術賞は候補に。この年なんですけど他の作品見てもあんま分かんないんですよね。時代的にはロマ休やサイコよりは後、サウンド・オブ・ミュージックや卒業、2001年府中の旅よりは前って事か…

う〜ん、でも
昔って事は中身が無い事の言い訳にならないぞ、とか思いました。
僕は全然好きになれませんでした。

フリークス鼓笛隊とかニコつく道化師(手品師?分かんないけど)だとかがヒョコヒョコ戯けてみせたり
別々の時間・場所に存在する筈の変わった登場人物達が一堂に会して踊ってみたり…
そうゆうのが好きじゃない。

あとはプレイボーイが嫌い。
浮気すんなら結婚すんなぐらい思う。
イケメンとか権力者に媚を売る女も嫌い。
生い立ちのせい、とかっつって正当化するな。仕事のストレスも大した事無さそうなのに自分が一番大変みたいにしちゃって。画面で映画監督の苦悩するって事は監督が自身を投影させてそうで図々しいし労って欲しいか何か?それが女々しい。プレイボーイとは大抵女々しいのだ。

けど私はなんで観たんだろう…w
確かに美しい画を観たかったんです。
白日夢なので、この時代にしてはユニークな構図も多く、ハッとさせられるダイアログも散見はされるんだけれども、脈絡無くであれば誰でも出来ますよね。起承転結の有る、一本筋の通った物語を通して意味の有る何かを伝える事に成功している映画こそ素晴らしいのに、と思うんです。

あと現実世界でアメリカの人もヨーロッパの人もそんなに違うとは思わないけど、映画だとヨーロッパの人はどうしてこうなんだろう。会話が繋がってないし、え、なんでここでそのリアクション?みたいな…
それはアジア映画も然りです。
古いせいではないと思います。
僕は映画はやっぱりアメリカのものが好きです。倫理観や情緒が一番シックリ来ます。ただ、ヨーロッパの映画のあのちょっと気持ち悪さがフィットする気分の時も確かに有ります。アルモドバルによってペネロペ・クルスがオナラについての台詞を発せられたりといった瞬間。

そう言えばこの作品の中のアヌーク・エーメはペネロペ・クルスにそっくりでした。nineのキャスティングは納得です。それからpulp fictionのソースと今更気付くとゆうのはダサい。やっぱり観とかなきゃいけませんね!nine 1/2 weeksは題名だけでオマージュ的な内容を含有してるのでしょうか。a single manのコリン・ファースもあれもワザとでしょうか。トム・フォードに何か考えが有って。

収穫はアヌーク・エーメかな。
怒った時のへの字口だとか鋭い目つき…
けど登場直後ぐらいはすんごい可愛いかったし良い嫁さんじゃんって思えてなんかホッとしたんですよね。
魅力的でした。
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