ハイキーなモノクロ映像美。
まっつぃろつぃろで精神科病棟の白い部屋を想起させる。
劇中の現実と妄想と、
フェリーニと主人公の監督と、
劇中映画とこの映画との
境界線が曖昧になっていく。
とはいえ、フィクションとノンフィクションの境界をボカしてリアリティを追求するかと思いきや、
ガチガチに構図とカメラワークを決めてそこに俳優の動きもガチガチに決め込んで作り込んだシークエンスなんかも放り込んでくるあたりは、フェリーニの偏執的な側面を感じさせる。
ある程度は映画を読み解く文法を持っている観客でないと完走するのが少ししんどい映画だよなぁと感じた。
正直、一回観ただけじゃディテールを拾い切れていない。
リンチの作品が好きな人とか楽しめそう。
てか、これが評価されているという状況、おもろいね。どゆこと?
主人公のグイドがカッコイイ。