西東京

不思議なヴィクトル氏の西東京のレビュー・感想・評価

不思議なヴィクトル氏(1938年製作の映画)
4.2
舞台が港町ってだけあって画面がずっと豊か。雑貨屋に反射する水面の影、盗品の小屋、ペタンクに群がる住民、酒場、ヴィクトル家の窓から差す陽が綺麗。加えて一筋縄ではいかない人間ばかりが集まり、前半でちまちまと構築された混み入ったシチュエーションをヴィクトル氏の狂ったような饒舌で盛り上げる密度の濃さ。二度にわたってクソガキに譲渡される船のアイテムも気になる。面白かった!
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