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摩天楼を夢みての犬好きのレビュー・感想・評価

摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)
4.1
なんだこの脚本は!そしてキャスティングも。とんでもなく面白い作品

街の不動産屋の営業所を舞台に、たった2日間の出来事を描いただけの映画なのだが、それ以上のものである

とにかく、人間模様だけでここまで面白く脚本を書くのは、すごいの一言。まさに脚本のお手本みたいな作品である。しかもいずれも主役級の名優たちがそろって演じている。誰がこの配役を考えたのか。それぞれが強烈な個性を放つ。とにかく一度観てください

それにしても、ジャック・レモンが演じると、悪役であっても同情してしまう。これは彼の持つ独特の雰囲気によるものなのだろうか

ケヴィン・スペイシーの”Now will you go to lunch? Go to lunch. WILL you GO to LUNCH?!”のくだりも最高。このシーンは映画史に残るものだ

デューク・エリントン他、バックに流れる音楽も心地よい。とても不動産屋には合わないのだが
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