「お互い甘えてはいかんよ。
自力で立ち直るんだ。」
街にはたくさんのご老人がいます。そんな街中を猫に紐を付けて散歩しているおじいさんがいました。
おじいさんのハリーはアパートからの立ち退きを言われています。友達が次々に行き先を決めている中でハリーはいまだ移住先が決まっていませんでした。
好きなようには生きづらい世の中です。
ハリーはただ住んでいたアパートにいたいだけ、息子の家族と住みたいだけ…
そして、愛猫トントと一緒に旅へ出ました。
猫との旅でいろいろな人に出会い会話をするおじいさんハリーの映画。
それだけなのに、退屈しません。それは年を重ねた人の人生をみることができるから。
「そうよ。
哀れな生きる屍よ。」