『そして誰もいなくなった』
…というタイトルから洒落ているなぁと思いました。文章がタイトルになっている作品も多いけど、これが一番インパクトあるかも。
一人ずつ人が死んでいくお話なのに軽快なタッチで描かれているから全く怖くないのがポイント。
しかも、クスッと笑えるところも所々あるから張り詰めた空気が和らいで良い。早々に退場してしまったおじいさんが好き(笑)
ずっとメモを片手に観てた。モヤモヤするところもあるにはあるけど、深く考えるよりは楽しめたらそれでいいよね。
カメラの撮し方も上手かった。毛糸に沿ってカメラがスライドするところとか。個人的には、死んだ人をハッキリ撮さないのがありがたい。
原作小説(未読)と戯曲で結末が違うのも面白い。戯曲を元にした結末は映画向きだなぁと思った。
若い男女は強いよね。愛じゃ愛。
子猫ちゃんが可愛らしい映画。それなのに、一瞬犯人かと考えてしまった(笑)
シネマトゥデイの金曜レイトショーで鑑賞しました。金曜ロードSHOWより映画のチョイスが良いのでは?バリエーションが少なく飽き飽きしていたところだったので嬉しかったです。