孤島に招待された年齢も性別もばらばらの10人。
10人は何らかの罪を抱えていて、ある童謡のとおり1人ずつ殺されていく。
犯人は分からないまま生きているうちの誰かが犯人だと疑いながら孤島での毎日を過ごしていく。
アガサ・クリスティー原作のミステリィーサスペンス。
歌に合わせて殺人が展開するというものですが、誰が犯人なのか分からない不気味さはなかなか面白い。
かなり古いものだけど、まさにミステリーの原点というべき面白さがそこにはある。
もちろん昔の作品なのでつっこみどころが多々あるんですが、面白いです。
人々の会話が粋だし、やはり古さのもつ美しさがあります。
ハラハラもします。
個性的な役者が揃っているが、ジュディス・アンダースンの存在感は別格。
ジュディス・アンダーソンって本当に一度見たら忘れられない魅力のある人だなって思う。
今なら不安を煽りまくるのだろうけれど、半ばコメディーなので演出が大らか。
やや説明不足や淡々とした展開は仕方がない。
オチはユーモア感覚溢れ、うまくまとめてくれました。