数奇な人生
子供のうちにインディアンに誘拐され、そのままインディアンとして生きていた男が帰宅、世の中は十数年で見違えるように変わっていた。
男の世界は劇的に変化し、わからないことだらけである一方、変わらない信念もある。
その対比に板挟みのようだ。
それは鮮烈な衝撃でもあったろうが、ちょっと笑えてくる。
必死で生きているだけなのだけど、どこかコミカルでおかしい。
ピンチに何度も助けてくれる嫁。
共に育った仲間や長老との信頼。
人生とは旅のようだと、この物語は伝えている。
絵巻のように続いていく西部の物語。
数奇な人生を歩む男の歴史を見せてもらった。