このレビューはネタバレを含みます
つくしがミュージカルスターを目指す見習い(え？)、道明寺がブロードウェイスター(えぇ！？)、類が作曲家、美作か西門が振付家…( ꒪⌓꒪)
という意味の分からない東映アニメ。まぁ「ドラえもんの皆が“白雪姫”やれば静ちゃんが白雪姫でスネ夫が魔女で…」というような設定で、F4らハイソな高校生たちはブロードウェイの花形、高校の中でも庶民派は見習いや裏方と、舞台の世界のヒエラルキーに沿うように配役されています。
やりたい事は分かりますが、道明寺が無表情でダンス踊ってポーズ決めるとか笑うほかないので勘弁していただきたい。類も大概だった…
東堂静はパリでクラシックバレエダンサーらしいです。ここも舞台のパフォーミングアーツの世界のヒエラルキーを反映した位置付けで…なんというか徐々にこの世界観を理解してくる( •́ω•̀ )
後半はスポ根。70年代スポ根バレエ漫画みたいなベタなサクセスストーリーというところなんだろうが、30分なので尻切れとんぼ。そもそもムリがある。やっぱり“花より男子”は、学園ものである事と、ぶっ飛んだ金持ちが非常識級だから面白いのだ。これ劇場で見た人は失笑をこらえるのに必死だったと思う。
ちなみに類の弾くピアノはスタンウェイ・アンド・サンズか。ダンスシーンも(個人的に好みでなくて微妙だったけど)やたら丁寧に描き込まれてあるし、もうこの映画のテンションがよく分からない。真面目にブロードウェイサクセスストーリーをやろうとしてるの…？
