矢吹健を称える会

ミシシッピーの賭博師の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

ミシシッピーの賭博師(1953年製作の映画)
3.9
 題名と違ってほとんど賭博をしていないような気がするのだが、しかし賭博のシーンがもっとも印象に残っている。最初の船内でのポーカー、ジュリー・アダムスの兄とのポーカー。勝負師として一切手を抜かないという姿勢がタイロン・パワーの高潔な印象に繋がっていると思う。
 まあ改めて考えるとハーレクインロマンスみたいな話のような気もするが、パイパー・ローリーの勝気ぶりが愛らしいし、テクニカラーがとても美しい。