特に好きなのは雨のシーン。
自分の名を名乗ってから互いに喧嘩する処など、時代劇の名場面を観ているようだった。
実は「水戸黄門」等の時代劇テレビドラマの演出をされていらした井上泰治監督が監督されているというので観賞。
日本の伝統を重んじる時代劇監督が韓国映画を演出？と最初は驚いたが、時代劇の演出技法だからこそ、全ての人達を人間味のある存在として見せてくれていた気がした。在日韓国人達と日本人らの互いに対する偏見や現実。そして誤解や憎悪。台詞にもあったが、本当は「誰も悪くない 」のに…
相手を思いやる処から…という教え。時代劇の義理人情をみせてもらった。
