RIO

ひかりのまちのRIOのレビュー・感想・評価

ひかりのまち(1999年製作の映画)
4.5
くすんだブルー調の
ひかりが降り注ぐ
陰鬱で彩度露出が足りない感じの
フィルムを撮影で用いていて
粒子の荒れ方も抜群にくる

早送りのカットは
ロンドンの街が本当に綺麗

はぐらかしているような
何とも言えない行き場のないような
空虚のような存在
フワッとする孤独感に癒される

雨まで降ってくる
理由もなく涙でてくる
雨が優しいんだな

出逢っても立ち去っていく
満たされることのない
ひかりの中の欠如
それが愛おしく
孤独であることを感じる

知らない家の明かりが灯ってる
ひかりのまちで生まれる命が
最高としか言えない
解放されるみたい
RIO

RIO