SI

存在の耐えられない軽さのSIのレビュー・感想・評価

存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)
-
2019.4.24
自宅TVにて鑑賞(1.5倍速)

"Take off your clothes. (Everything?,) Yes."
"Life is very heavy to me, but it is so light to you. I can't bear this lightness, this freedom... I'm not strong enough."

The unbearable Lightness of Being.
題名が良すぎるのと、ダニエルデイルイスとジュリエットビノシュの競演からずっと気になっていた作品。去年ジュネーブとプラハへの旅行の時も観ようと思っていたが観れなかった。

1968年、<プラハの春>のプラハ。決して女を自室で泊まらせないプレイボーイの天才脳外科医トマシュ(ダニエルデイルイス)は、執刀のため出向いた郊外でテレーザ(ジュリエットビノシュ)と出会い初めて自室に泊まらせる。やがてトマシュとテレーザは婚約するが、トマシュは政治的動乱でジュネーブに移ろうが他の女と寝続け、テレーザはトマシュにとっての人生の軽さに耐えられないと告白しソ連監視下のプラハに戻る。すぐにトマシュも後を追い二人はプラハを離れ農村で幸せに暮らすが、そこで二人は交通事故にあって死ぬ。

美少女ジュリエットビノシュ。演技の上手さとその魅力が存分に表れている。初めての濡れ場シーンでの脇毛が衝撃的。以降のシーンでは剃っているようだったのであえて残したのか。謎。
ダニエルデイルイスは今作では光った演技は特にない印象。

町中を戦車が走る衝撃的なシーン。当時の映像と後で撮影したものを混ぜているのか。リアリティが凄い。

カメラワークや構図、借景に特に魅力的なものはなく、たまにホームビデオのようなカットを入れてくるから厄介。この二人の役者をもってすればもっと素晴らしい映画になっても良いと思うが…
謎のエンディングといい、原作が気になるところです。
SI

SI