このレビューはネタバレを含みます
「軽さ」の意味を考えるのが興味深い。トマーシュのテレーザに対する存在のあり様か、それか逆か、
それか、テレーザが考える自身の「軽さ」とも考えられる。
人生の重さ、軽さ、、生き方ってことかな、、人って難しい。
("人生は私には重いのに貴方には軽い,その軽さに耐えられない,私は強くない"
という事を言っている)
一つの見どころはやはり「プラハの春」の状況、ソ連の介入の時代描写だと思う。
オイディプスに例えて政治批判ができるプラハの状況や、音楽を楽しむシーンから、一度亡命した後プラハに帰ってきてからの閉塞感がスゴイ。
こんな時代を生きた人もいたんだよなと。
「どんなに幸せかとー」
と結ばれる最後、、
これでよかったのかな…とずっと考えている…