なっすん

スパイダーマンのなっすんのレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
3.7
ー蜘蛛人間だって言ったのに!
  名前が間違ってるよもう一回!!ー


【あらすじ】
科学オタクでスクールカースト最下層の高校生ピーターパーカーは、社会科見学でコロンビア大学に訪れた際、遺伝子操作された蜘蛛に噛まれてしまう。備わったスーパーパワーを私利私欲のために使おうとするピーターだが、愛する叔父の死をきっかけにニューヨークを駆け回る“スパイダーマン”になることを決意する――


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ノーウェイホームも公開されたので、
改めてレビューしなおし。


この作品よりも前からアメコミ原作の映画は沢山ありますが、国を越えた日本で“アメコミ”というジャンルを広く広く認知させた作品であり、自分がアメコミの世界に浸かるきっかけとなった思い入れも深い作品。

ただのヒーローアクション映画ではなく、人生に不器用な思春期真っ盛りの主人公の“私生活”にスポットをあてたヒューマンドラマ。思いを寄せる幼なじみ、スパイダーマンを嫌う親友、父のように尊敬していた宿敵など、キャラクターの一人一人が印象強く演出されていて、その後に続く2.3にまでその人間関係が引き継がれるのも楽しみの一つ。

●キャラクター
また、実写化されたキャストもキャラクターにぴったりな俳優ばかりで感無量。特にジェイムソンは、コミックから出てきたのではないかと言えるほどの雰囲気、見た目だけでなくJKシモンズの細かな演技が更に磨きをかけてます。
辛辣な言葉を最後にベン叔父さんと辛い別れをした後悔を胸に、オズボーンへ向けた「父親ならいる、僕の父はベンパーカー」という台詞はスパイダーマン語録の中でも上位な名台詞。

●サムライミ版スパイディの魅力
MCU含め過去8作品の中でも最も無口なスパイダーマン、軽口を叩くもお喋りが少ない初々しい戦い方もまた良い
結局、歴代ピーターの中でも、猪野学さんの吹き替えた声が一番ピーターの印象が強く、ピーターの自信のない弱々しい声も、スパイダーマンになったときの少し強気で相手を煽る声もぴったり。

●作風
スパイダーマン映画初作品ということでストーリーは王道のありきたりな展開なものの、そんな中でも要所要所に差し込まれたコミカルな演出はライミ版ならではで最高。
お手本のような「これぞスパイダーマン」という下地を作った1作目はレジェンドです。