幼くして両親を失ったピーターは、大学進学と同級生のメリー・ジェーンへの恋に悩む普通の高校3年生。
だがある日、遺伝子を組み替えた特殊なクモに偶然噛まれたことから、超人的な能力を身につける。
1匹の蜘蛛に噛まれた青年が、遺伝子の組み換えによりスパイダーマンになる映画。
冴えない主人公が偶然力を手に入れる。
実際に冴えないオタク少年に夢と希望と妄想ネタを与える作品。
エンターテイメントの王道。
内容的にはスーパーマンってところだけど、あくまで能力が蜘蛛ってところが面白い。
ヒーローがあんまりいい男じゃなかったり、ヒロインも「愛してるぜ」とか言うと簡単に体を許しちゃいそうな感じで普通っぽさがすごく良い。
すごい力を私情のために使うところがヒーローらしくなくて、すごいのに落ち込んだり敵にふりまわされたり。
ときどき主人公の黒い部分ものぞいたり、おおざっぱなようで奥深かった。
それ以外にも、ストーリーの展開の早さが観ていて小気味良かったです。
そして目にもとまらぬスピード感がたまりません。
また、その裏にある人間ドラマも。
そのほか、メッセージ性もあるていど感じられます。
「大きな力は大きな責任を伴う」という言葉は、今の自分に対してそれでいいのか?というメッセージにも感じられます。
それにしてもピーター・パーカー君。
あの衣装を自前で作れる器用さとその頭の良さ。
結構多才!?