「大いなる力には大いなる責任が伴う」
21世紀の量産されたスパイダーマンシリーズの原点。サム・ライミ版があったからこそ今がある。
トビー・マグワイヤの演じるピーター・パーカーはなんだか冴えない感じで、それでもスパイダーマンの力に目覚めたあたりから、次はヒーローとしての葛藤に苛まれます。凄く上手く描いているなと。
そして、若かりし頃のジェームズ・フランコが演じるピーターの親友ハリーも良かったです。
なんだかんだウィレム・デフォーのグリーンゴブリンですよね。あの不気味な笑い声はかなり脳裏に焼き付きます。確かUSJのスパイダーマンもあの笑い声でグリーンゴブリン出てきますよね?とにかくハマり役でした。
本作はかの有名なスパイダーマンとMJの逆さ吊り状態でのキスシーン。常人では真似しようと思っても再現するのは困難。だけども雨のシーンも相まって物凄くロマンチックですよね。
一方で個人的には興ざめしてしまったのがクライマックスの場面。MJとバス乗客を救出しようとするスパイダーマン。そこまではいいんですけど、グリーンゴブリンから凄まじい衝撃でぶつかられても、掴んだロープから落ちてもなんとか生き延びるMJ。いやいや、あの勢いで落ちたら並の握力じゃモノに掴まれないでしょうよと。