10代の頃、何度も見た映画！
信じられない位ハッピーでハイテンションな映画、こんなに短く感じる2時間半はそうそうない。
もう10年以上も前、NHKでは今作を大晦日から元日にかけ放映していて、
既にムトゥ好きだった私は
うっかり奴らの歌とダンスで年越ししてしまったことがある。
カウントダウンしたかった。笑
地主の主人に仕えるムトゥが、ある日旅一座の美女ランガナーヤキを助けた事から恋仲となる。
しかし、地主の財産を狙う主人の叔父やランガの義兄の思惑が交差する中、ムトゥにはある秘密が隠されていた…。
と説明すると一見シリアスに感じるけど、
めちゃくちゃバカバカしく楽しい脚本！
ラジニカーント演じるムトゥのキメ顔、
手ぬぐいをシュッシュッとする、どうやらイケてるらしいポーズ（効果音がまたベタでたまらない）、
突然始まる煌びやかな歌とダンスに、
ストーリーはもうどうでもよくなってきます。
何十台もの馬車によって草原を駆け回るシーン、
聖者を何百人もの村人が追いかけるシーンは
インドのスケールの大きさが垣間見れます。凄すぎる…。
この映画を見ると、いつもスッキリ、悩み事もなくなってしまいます。
この人達の大らかさを観てるとどうでもよくなってきて、
そしてどんどんテンションが上がるんですね。
こんなに高揚感がある作品を私は他に知りません。
１つだけ残念だったのが、今回見たDVDが昔観たものと字幕が違った事。
タミル語のある台詞が、日本語で「そいじゃまたね〜」と聞こえる箇所があって、字幕もそのまま「そいじゃまたね〜」だったのだ。
今回は「それは内緒」になってて、多分本来の意味に近いのはこちらなんだろうけど、遊び心があって私は昔の字幕が好きだったなぁ。
