広島カップ

ベイブの広島カップのレビュー・感想・評価

ベイブ(1995年製作の映画)
3.5
皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

今年は亥年。
イノシシではありませんが親戚のブタちゃんの作品で今年のレビューは幕開けです。

ブタを亥に人間を申に猫を寅に読み替えると本作に登場しない干支は巳と辰だけで「ミミズとトンボでも出してくれたらなぁ」と少し日本人としては残念ですが、ある程度お正月らしいと言ってもいい作品です。
登場する動物達が皆人間が喋るように口元が動いて表情が豊かなのが売りで、これが自然にできているのがビックリの作品です。
1995年の製作ですが当時としては画期的ではなかったかと思います。

わざわざ"ちゃん"付けしたくなるほど本作の主人公のブタちゃんのベイブは可愛らしいのですが、わざと人間っぽくする大仰な演出が無いのが好感が持てます。

ベイブが牧羊犬ならぬ牧羊豚になるために頑張るという話。
羊達を先導するのに犬達のように吠えて威嚇しながらやるのではなく話し合いで「そろそろ行かない?」とやるのがなんとも可愛らしく、昨今の大国の指導者達に見習わせたい。
戌年から亥年に移るので世界も変わって貰えないかなぁと思います。

ベイブが牧羊豚という新しい事にチャレンジするのを観ていると「オシ、今年は俺も一丁ぉ!」とも思いますが………

まあ、三が日の間にゆっくりと考えましょうかぁ、お屠蘇でも楽しみながら…笑
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