佳子

ベイブの佳子のレビュー・感想・評価

ベイブ(1995年製作の映画)
3.4
トラックに連れ込まれる母豚のシーンから物語は始まる。トラックには「ブタを食卓へ」の文字。頭の中でドナドナが流れるなかなかヘビーな幕開け。それを見送る自分達豚の運命を知らない無垢な子豚ベイブ。

もう、子豚の可愛らしさにノックアウトです🐖🐖

1995年。高校受験が終わり、解放感いっぱいの春休みに観に行った作品。物語の80パーセントは、動物たちの会話で進んでいくが、豚も犬もアヒルも羊もみんな本物。500匹もの動物たちがカメラの前に立っています。
成長の早い子豚を次々に代替わりさせ、総勢ベイブ役は六匹。アヒルのフェルナンデスにいたっては、16羽も入れ替わったそう。相手が動物なだけに気の遠くなるような根気と忍耐が必要な撮影だったと思う。それだけでも観るに値する作品。

この映画見てしまうと、しばらく豚カツとか豚シャブとかちょっと、食べ辛くなるかも知れません。
その日から美味しく頂ける人は猛者です。
佳子

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