これ結構好きで。
衝撃的だったこのニュース。95年のこと。
私も証券会社に十年以上勤めてるのだけどほんと衝撃だった。
今でこそベアスタ、リーマンの破綻を見てきたけど、ベアリング破綻はさらに前。
金融を舞台にした映画の中でもこれは完全に再現ドラマ、エンタメ色はゼロ。
ちょっと端折った感はある。
ニックがシンガポールではじめてからは立会場の場面がほとんど。
そこで、数字を見て一喜一憂、ハラハラする展開を見せるって言う意味ではいいのかもしれないけど、もうちょっとこう、やばくなる前後の社内描写をもっと描いてほしかったな。
そういう意味ではケビンスペイシー出演の「マージンコール」はさらに良かった。
対象となる商品知識がなくてもストーリーが把握できるし、最低限の用語は劇中でユアンが説明してくれてるので心配なし。
コレ見て思ったのは、優秀な人材が取れなかったのもチェック機能がイマイチ働かなかった要因だな、と。
絶対リコンサイルって徹底的にやるはずだし、辻褄合わなきゃ追求するはずだもんね。
そこがおろそかになってた、そのうえ黙認してたってのもあるけど。
こんなことがあるんだよねぇ。
いたってシンプルな映画で派手さはないけど、ユアンマクレガー主演でいろんな方にわかりやすい映画になってると思う。
ニックリーソン、この頃28歳てのがまたビックリ。