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黄金を抱いて翔べのRiNのレビュー・感想・評価

黄金を抱いて翔べ(2012年製作の映画)
3.1
どこか退廃の雰囲気を持つ男たちが集まり、20億にもなる金塊強奪をもくろむ犯罪映画。
ジャパニーズ・フィルムノワールってところでしょうか。しかし、韓国映画のそれに比べるといまいち雰囲気不足。惜しい。
アクションも華麗、脚本も、キャラクター分けも、日本の同ジャンルの他映画に比べるとずっと気合が入っているように観えました。何が足りなかったんだろう…もっと映像技法を特徴的にするとか、BGMごりごりにするとかですかね。とにかく特徴がない。よくあるドラマ映画とは全然違うテイストのラストに導くのに、導入部分も流れも、すべてがいつも通りなのはまずい。これだと観客はラストシーンで「えっ?」ってなっちゃいます。薄々、これはいつもと違うぞ、って思わせておいてくれなきゃ。
しかし、フィルムノワールに挑戦してくれたのは嬉しい。もっともっと、このジャンルの邦画が充実するとキャッキャします(わたしが)。
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