このレビューはネタバレを含みます
父と一緒にいたい娘と、寂しいとはいえお嫁に行ってもらいたい父の話で、親との関係と自分の人生の兼ね合いを考えさせられる。
印象的なのは、京都旅行の際にやはり嫁に行きたくないと言う曽宮紀子を、曽宮周吉が諭すシーン。
結婚していきなり幸せになれるわけではない。
幸せは待ってるもんじゃなくて自分たちで創り出すもの。
結婚することが幸せではなく、新しい夫婦が新しい一つの人生を創り上げてゆくことに幸せがある。
それでこそ初めて本当の夫婦になれる。
とても深いメッセージで、ハイライトは間違いなくここ。