のり

晩春ののりのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
4.7
原節子演じる紀子3部作 1949年、第1作。白黒。
「東京物語」を最初に観たので、笠 智衆の大学教授に違和感が 、、田舎のお爺ちゃんのイメージが強かったので😅
インテリの役でも温かい人柄がちょっとした演技で見えてくるのが彼らしい。
娘が自分の助手に好意を持っていたのに気付けず、不憫さと不甲斐なさ
娘に再婚すると嘘をついた時は、頬の下がピクピクひきつる!
観る度に笠 智衆の演技が気になって、気になって😄

父親と娘の二人暮らし、お互いに相手を思うがゆえになかなか子離れ、親離れができない。
結婚したから幸せになるとは限らないけど、それでも、次のステップにいけるように後押しするのも、親の役目なのかも、、
70年経つと女性の社会進出、結婚するしないの自由と、変わったように見えても、人の気持の根底は変わらないのではと小津監督の作品を観るとなんだかホッとする。
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