みおこし

ムーンウォーカーのみおこしのレビュー・感想・評価

ムーンウォーカー(1988年製作の映画)
3.4
正月休みと自粛期間に伴い、自宅で狂ったように映画を観まくった結果、まだレビューを書けてない映画が既に20本以上…!もはやレビューを書くまでの時間が空きすぎてて記憶が時々曖昧になりがちな今日この頃ですが悪しからず(笑)。

マイケル・ジャクソンが主演、原案、製作総指揮を務めたミュージカル作品ということで鑑賞してみたのですが、前半に関してはほぼ名盤『Bad』の楽曲のMVを詰め込んだ映像作品で、まるでMTVとかスペースシャワーTVを流しているような感覚。"Smooth Criminal"、"Bad"、"Speed Demon”など今となってはどれもMV自体が有名すぎるし、YouTubeで簡単に観られる時代だから目新しさがないのかもしれないんですが、当時はそういった映像を観られる機会ってまだまだ少なかったから、ファンにとっては貴重なチャンスだったんだろうなと。
CDがあまり売れなくなりつつあり、ストリーミングで単曲再生ができちゃうこのご時世だから忘れがちだけど、そもそも”アルバム”というのは一貫した世界観やテーマを持ってアーティストたちは創り上げていくものなわけで。通しでそれぞれのMVを観ていると、マイケルが『Bad』で表現したかったメッセージは実は共通しているんだ、なんて当たり前のことに気づかされて音楽ファンとしての初心に返りました…(笑)。

ただ、後半になってくるとオリジナルのストーリーが展開。ジョー・ペシ扮する麻薬商人ミスター・ビッグから、子供たちを守ろうと活躍するスーパー・ヒーロー、マイケルの様子が描かれます。これもまた近未来的な独特の世界観で、観ながらディズニーランドの懐かしのアトラクション『キャプテンEO』を思い出しました。
かと思うと、時折本物のライブシーンも挟まれて、圧巻だったのはビートルズの"Come Together"のパフォーマンス。これがシビれるほどカッコよくて、何回かリピートしちゃいました!
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