RAY

LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語のRAYのレビュー・感想・評価

4.0
“どれも大切な時間”


フォローさせて頂いている方のレビューを読んで鑑賞しました。
まずは、この作品をご紹介下さった皆さんに感謝を伝えさせて下さい。
本当にありがとうございました。


この作品は、YouTubeで募集した、2010年7月24日の0時からの24時間を断片的であったり、フォーカスしたりしながら繋いだドキュメンタリーです。


この作品で気付かされるのは、“ある一日”が自分や誰かにとってはなんでもない日であっても、違う誰かにとっては大切な一日であることです。
それは、言葉にすれば当たり前のこと。
だけど、その当たり前は、あまりに当たり前で気付いた頃には、たくさんの時間が過ぎ去ってしまっているのかもしれません。


夜、眠る前に見上げる夜空に輝く星が綺麗だったことは覚えていても、その場所の空気が冷たく澄んで、星たちをもっと輝かせていたことは忘れてしまうかもしれない。
或いは、朝目覚めて、大切な人がそばにいた事は覚えていても、その時、その人が小さく「おはよう」と言ってくれた事は忘れてしまっているかもしれない。
もしかしたら、故郷で暮らす父親や母親、もしくは病床の祖父や祖母が、“会いたい”と思ったある日を知る事はないのかもしれない。
その逆だって。

そんな風に、自分と誰か、また他の誰かの時間は繋がっていて、だけど、そのことに気付かないまま過ぎて行く。

気付かないことは仕方がないことでもあるのだけど、一日が繋がっていると思えたことや、今まさに夜空を見上げる人がいたり、目が覚めた人がいたり、誰かを想う人がいると言うことを想うと、「今日も暇だなぁ」だとかと言って、いつもの様に過ぎようとしていた今が、なんとなく愛おしくも思えてきます。


それと同時に、こんな気持ちにさせてくれたのはこの映画に出会えたからなのだけど、映画の為に投稿された、たくさんの“映像”があったからなのだと感謝したりもしました。
映像であったり、文章であったり、“記録”に残す事は、時々恥ずかしかったりもするけれど、それはとても素晴らしいことで、時には誰かの役にも立つのだなと思います。


余談ですが、実は、この映画を続けて二度観ました。
と言うのは、はじめに観た時は様々な感情が交錯しながら押し寄せてくる様で、言葉にすることがとても難しくて。
ただ、二度目の鑑賞はとても穏やかな気持ちで観ることが出来ました。

誰かの一日を知るのは、ある意味とても辛いし、恐い場合もあるのだけど、それも含めて“人生”なのだと。
自分の過去と重ねたり、思い出したり、もしくは、映画を観終えた瞬間からの未来に光を感じたりもしました。

なので、ではないですが、一度だけでなく複数回観てみることも、新たな発見があって良いのかもしれません。


今を大切にすること、日々を感じること。
感じ、感謝すること。

なんて素晴らしい映画でしょう。


本当に観て良かった。