☆再鑑賞☆
展開が良くも悪くもかなり早いためとても疾走感の強い作品となった。中盤の盛り上がりレベルではあるけど3作目にしてようやくチームの作戦が成功する描写が見れて嬉しかった！これまで安定しないシリーズではあったけどこの作品で一旦綺麗な形で終わりを迎えられた感はある。
本作は冒頭から「ん？」となる。どうやらイーサンは一般人と恋仲らしいけど2作目のヒロインはどこに行ったんだろう…。まあスパイと泥棒じゃ上手くいかなかったんだろうな、と想像はつくけど本作のヒロインがシリーズで度々触れられるのに対し2作目のヒロインは1度も話題に上がらない。黒歴史扱い？
トム自身シリーズの初期作に関しては毎回監督を代えることによってテイストの違う作品を作りたかったらしいから、そういう意味では1-3までの不安定でシリーズ感のない作風は狙い通りだったのかもしれない。本作の監督J・J・エイブラムスは元々ドラマ『LOST』の監督として有名な人だからアメリカドラマ史において『スパイ大作戦』がいかに偉大な作品なのかを理解していたのかもしれない。だから1-2作目のようなドラマの映画化としては絶望的な作風からグッとドラマ寄りになったのかな、なんて想像してみる。
