<概説>
妻を人質に要求されたのは"ラビットフット"。組織からのまともな支援も見込めない中、歴戦の諜報員は女のために正体不明の宝物の奪取を試る。
<感想>
演者が皆個性的なものですから、それだけで楽しい。
ローレンス・フィッシュバーンは相変わらず高圧的な上司が似合うし、P・S・ホフマンは善玉悪玉どちらもこなせる圧のある顔。ヒロインはヒロインで正統派な雰囲気なのに、作中の活躍にアッと驚かされました。
物語も素敵に元通りの過酷な雰囲気。
というか正直初代よりシリアスなストーリーでしたね。序盤からそんなエゲツナイことしますかとお口アングリ。
お宝が正体不明なのも不気味ですし、脳内爆弾のことといい監督は悪趣味をよく心得ておられます。
しかしこれだけよかったキャラクターが次回作にはいなくなるのは残念至極。シリーズの高齢ではありますが、ジュリアには今後も姉さん女房をしてほしいなあ…