作品集

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗の作品集のレビュー・感想・評価

4.6
衝撃のラストを見逃せない最終章

トモダチはこれまで行ってきた
「しんよげんのしょ」に
終止符を打つべく、
人類滅亡へ動き出す。
果たして、あの頃の幼馴染
そして、
カンナたちは人類を救うことができるのか。
というお話。

ラストにふさわしいシーンもそうでないシーンも両方あった感じ、
個人的には最後の最後の方が大好き。

トモダチはなぜトモダチになってしまったのか。
「トモダチは私たちの空想から生まれた怪物」という設定が漫画っぽくて、すごく素敵。
悪者になるのはヒーローになるより
よほど難しく、苦しかったはず。
でも、そうならなければ
誰も理解してくれないんじゃないかと
思わせてしまったのは世界。

トモダチのような存在を救えるのは
周りにいる一人ひとりの人間なのだと
改めて実感した。

トモダチはただ友達が欲しかっただけ。
贅沢ではない。
トモダチに感情移入してしまった。

最後のライブ映像は大好きなシーン
あの曲は一生心に残る。

ロックで世界を変えようとした男と
ロックに友達をもらった男の物語。
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