みや

ザ・フライのみやのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フライ(1986年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

物質を別の空間に転移する新装置テレポッドを発明した科学者が、ハエと共に使用してしまったため、肉体がハエのように変化していくSFホラー。
1958年に公開された同名の映画(邦題は『ハエ男の恐怖』)のリメイク作品。

2度目の鑑賞。
前回とても面白かった記憶がある。
改めて観てもやはり良かった。
ラストは泣くかと思った。
上手く言葉にできないけれど、凄く好き。
リメイクだとは知らなかった。
原作や前の映画も気になる。

主人公の科学者が純粋で真っ直ぐで、子供のような人なので、凄く好感を持てる。
だからこそ、転送後に変貌して乱暴になった時も、嫌というよりも可哀想にみえてしまう。
その後、体がどんどん変化していくにつれて、その気持ちは強くなっていった。
ホラーの恋愛要素は苦手だけれど、この作品だと嫌じゃない。
むしろ二人の恋愛要素があるから楽しめたし、無かったらこんなに感動しなかった。
ラストに見せるヒロインの涙が最高に素晴らしい。
心が痛くて、切なくて、悲しかった。

後半にはグロもあって嬉しい。
特殊メイクが凄いから、グロ度も高め。
なかなかエグくてテンションが上がった。
ハエ男となる主人公の特殊メイクも凄いし、それにリアリティを更に持たせる演技も素晴らしかった。
またいつか観たい。
みや

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