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ザ・プレイヤーのnagashingのレビュー・感想・評価

ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)
3.0
この手の知的なカリカチュアはクレバーな撤退戦であり究極的には現状追認にしかならないと思ってるので、業界あるあるを皮肉るくらいなら覆すことを志向してほしいところなのだが、アイロニー以上に商業主義への屈折した愛情と信頼が読みとれるエピローグの振り切れ具合には清涼な心地よさを感じざるをえなかった。ティム・ロビンスの駐車場からの落下も予想外&鮮やかすぎて何度みても笑える。怒涛の長まわしのなかでカット数の増加傾向を嘆いてみせるパフォーマンスはちょっとあざといかな……
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