こぅ

虹を掴む男のこぅのレビュー・感想・評価

虹を掴む男(1947年製作の映画)
4.3
10/'23

J・サーバーの短編小説が原作で、
'13年、ベン・スティラーの佳作、【LIFE!*】の本家で、ノーマン・Z・マクロード監督による、
【サスペンス・コメディ】。


空想癖をもつ冴えないウォルター・ミティ(ダニー・ケイ)が、ある日、空想に登場する美女に酷似の女性、ロザリンド(ヴァージニア・メイヨ)と出会い、殺人事件に巻き込まれていく…。


ピアース出版社で働くウォルターは、かなりの空想癖があり、運転中や遅刻した上に会議中でも空想が止まらない。
船長、名医、賭博師、、どれも自分がヒーローだ。
この数々の空想癖パート(少しクドイ)の内容は、本筋とは絡まず、オマケドラマ(箸休め)として軽く流せるが、設定自体は、後に効いてくる。
その空想何れもセットのクオリティは高い。
ウォルター役のイケメン、ダニーの 芸達者振り が、素晴らしい‼︎

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ウォルターには、ガートルード(アン・ラザフォード)というフィアンセがいた。

電車内で、
謎の美女、ロザリンド登場から巻き込まれ型サスペンスが展開し、秘密の黒い◯◯を巡って、デパートで殺し屋(ボリス・カーロフ)に狙われて、あたふた逃げ惑うパートがケッサク。
また、ロザリンドが、夜にこっそり家に侵入したパートの騒動も笑える。

終盤には、事の真相が、、
あ〜なるほど〜 と、そっち系か⁈

クライマックスは、ツイスト有りで楽しませてくれる。


ラストは、
そうなるだろうけど、あの人が可哀想〜

久々、クラシックの 淡いテクニカラー が心地良かった。


*注記
リメイクされた【LIFE!】
とは別物⁈というか、本作は、シンプルis ベタな笑い満載の万人向けコメディ の仕上がりで、そんなに押し付けないテーマをベンスティが、抽出⁈昇華⁈した、格調高い名リブートの印象。
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