ずーーーっと昔に観てその頃は何も分からなかったのだけれども、再度観てみてこれはとっても深い話だなぁと感じた。
まず驚いたのは公開されてから16年も経ってたこと。
もう一つ驚いたのは怒羅権(ドラゴン)の名前が出てきて、そんな時代からあったという事実にビックリ。
最初観た時には全く無名だったけれど、駆け出しの頃の谷原章介が出ていたのですね。
見慣れた歌舞伎町の昔の姿、これはとても映画として絵になるなぁと思いました。混沌とした感じが凄まじかった。これは人間関係も同じで、中国、台湾、そしてタイ人などなどが日本人と混在していて、この街と同じくらい人間関係も混沌としている。
金城武以外の配役はあり得ないってくらい素晴らしい演技でした。
堕ちたくて堕ちている人間など1人もいなぃけれど、裏切るか堕ちるか選択をしないといけない闇社会の人たちはたくさんいる。
それをぬくい社会で生きているアタシたちがどぅこぅ言っても意味はなぃのだけれども、なぜか共感できるところもありとても深い話だった。
もしできるのなら、原作を読んでから作品を観るのがオススメです。やはり少ない尺でこの複雑な人間関係を描いているため展開が早すぎる感は否めません。