ナポレオン没落後武勲による立身の希望潰えたフランスで、庶民階級の野心家青年が僧侶として貴族階級に食い入り、その美貌と才智を以て戦い、恋愛し、滅びゆく栄枯盛衰。周囲の貴婦人から見る青年の力強さと内に秘…
>>続きを読む「赤と黒」(1954年版)
冒頭、1820年代のフランス。貧しい育ちながら、美しい顔立ちと明晰な知性を持つ青年。出世の野心に燃えた、愛さえも道具にして社会を這い上る。社交界、司祭、市長の夫人、誘惑…
このレビューはネタバレを含みます
本を開くと、ページにクレジットが印刷されていて、それをめくる度にスタッフの名前が現れるという手法が古典文学に似合っていて良い。
また、本編の合間に何度も本のページが画面に映し出され、原作者スタンダー…
なんの気なく観た『夜ごとの美女』から、ジェラール・フィリップの魅力に取り憑かれて以来、彼の作品は3作目。あとは『危険な関係』と『モンパルナスの灯』を残すのみ🥺
たまには推し俳優作品を漁りまくるのも楽…
スタンダール原作の文芸大作映画。デジタルリマスター版のため、映像が現在から観ても美しく、当時のフランス映画に初めてカラー映画が入った年に作られた作品で、私は初めてジェラールの顔を色有りて…
>>続きを読む【夢をなくした奈落の底に~♪】
ジェラール・フィリップという俳優を知ったのは小森のおばちゃまが書いた『ビデオで観たい「スター」ベスト100』という本だった。
そこで初めてフィリップのご尊顔を拝し…
ジェラール・フィリップとダニエル・ダリューなしでは成り立たない「赤と黒」。
彼の一挙一動に目が奪われます。野心家でありながら、知的な表情で覆い隠し、女性を魅了していく。色っぽくもなりすぎずも魅力的…
2019.5.30 DVD #123
ようやく見た。若きトリュフォーがかの有名な論文「フランス映画のある種の傾向」で槍玉に挙げていたのを読んで以来、敬遠してしまっていた。
ジェラール・フィリップ(…
©1954 Gaumont - Documento Films