健多郎

ピーターラビットと仲間たちの健多郎のレビュー・感想・評価

3.5
ビアトリクス・ポターの世界をバレエで表現するはなし

「はなし」と書きましたが、この映画は全編バレエで構成されておりセリフや解説などは一切ありません
だったらそのぶん分かりやすいおはなしなのか…と思いきや、簡単とか難解とかそういう次元ではなく、奇妙で珍妙で怪奇的!
ものすごくリアルに造形された着ぐるみがその雰囲気を際立たせています

肝心のバレエですが、英国ロイヤル・バレエ団が演じているだけあり素人目に見ても素晴らしい躍動感(と身体能力)
…なのですが、世界観が独特すぎて全然頭に入ってきません!
ネズミが自分の尻尾で縄跳び始めたり、カエルの凄まじい跳躍を見せられたり、ピーターラビットがド脇役だったり…
面白いか面白くないかなら間違いなく面白かったんですが、それ以上に怖かったです
人間の顔じゃないけど、不気味の谷に近いのかな?
下手なホラーより恐怖心を煽られましたよ…
健多郎

健多郎